実は今回出版される「ドロワー」のレイアウトと装丁はサンク・デザイン部(といっても1人です)が担当させてもらったのですが、はじめての打ち合わせで山本さんの原画を拝見させてもらった時、とても心動かされるものがありました。あのシンプルに削ぎ落とされデザイン化された切り絵作品の背後に、こんなに緻密なデッサンが隠れていたんだと感動しました。それに、ノートと鉛筆を持って素早く正確に対象物を描きとっていく山本さんの姿は、大げさにいうと、小さくて高性能なカメラやスキャナーのようで、「この人(本来は方と呼ぶべきですが、あえて…)は絵を描くために産まれてきたのかもしれない」と感じる程でした。みなさん、ほんとに原画、必見です。

ということで、イベントレポートです。